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インカムのお話 [仕事現場!!]

久しぶりのブログアップ。


撮影の事、ちょっとしたお話。

撮影の現場では、カメラマンだとインカム。
スタジオや中継では必ずっていいほど使う連絡線です。
技術としては、スイッチャーからカメラマンへの伝達が多く、
制作系としては、ディレクターから現場ディレクターへの進行の指示、
タイムキーパーのカウント読み、ディレクターからスイッチャーへの伝達。

複数人でやりとりする、電話みたいな物と言えばわかりやすいかな?
マイクスイッチ入れてると話せる仕組み。
マイクオンだとクシャミや咳、話し声やマイクに当たるノイズ音。
いろいろ聞こえてしまう。
ボリュームがあるので、調整はできるがそこは1系統、必要な事は聞きたいが、
意味の無いことはインカムで聞きたくない。
制作線と技術線が一緒になってる事がテレビ収録や中継では多いので、
みんなが聞いてる事に無頓着な方も多い。

スタジオや中継車運用する現場では、出演者が話す言葉も同じインカムで聞いていて、
制作と技術が話す声と一緒に聞こえる。そこでマイクのスイッチをずっとオンにしたままだと、
大事な指示や出演者の会話が聞こえず判断がつかない事がある。

スタジオぐらい近い距離なら直接聞こえるが、カメラだけ別の場所、なんて事はよくある。
結構、バランスが重要で、マイクが口元なのか、離しているのか。
声がでかいのか、女性の高音なのか、、、などである。

タイムキーパーさんは女性で、声がよく聞こえてしまう事が多く、
離してくださいとお願いする事がよくある。


自分はテレビカメラマン、話に合った絵を撮るのが仕事なので、目も耳も現場ではとても大事だ。
うっかり八兵衛ディレクターがいると、あくびにクシャミ、やりとり全てが聞こえてくる。

気がつくためには、トークスイッチの確認。機種によっては返しがあるので、
自分が話した音が耳に戻ってきているか。
最終的には意識しているか、そこに尽きる。

先日も生放送で、準備の場所でメイクと話すディレクターがいたので、
CM入ってすかさずダメ出し。
新人さんだとマイクオンにしたままスタジオ飛び出したりするので、
うっかりさんの場合は先に伝えておく。
新人さんに、マイクオンのままトイレ行ったり、先輩の悪口言うと全部聞こえてるからね。
そう言うとスッゴイ気にしてくれる。


障子に目あり、ならぬ、 スタジオにマイクあり。
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